こんにちは、管理栄養士の尾上です。
ビタミンB2は、水に溶けやすい水溶性ビタミンのひとつです。
エネルギー代謝に欠かせないビタミンで、皮膚や粘膜の健康維持にも関わっています。
今回は「ビタミンB2の栄養」について解説していきたいと思います。
目次
ビタミンB2(水溶性ビタミン)とは
ビタミンB2は、水に溶けやすい水溶性ビタミンのひとつです。
また、腸内細菌でも合成されるビタミンです。
ビタミンB2をはじめとするビタミンB群ですが、わたしたちのカラダで主にエネルギーの産生に関与しますが、他にもさまざまなはたらきがあります。
ビタミンB2の主なはたらき
・脂質をエネルギーに変える
・脳と肝臓のはたらきに関与する
・皮膚や粘膜の健康維持に関与する
ビタミンB2の適正な量
ビタミンB2は1日にどのくらいの量を摂ればいいでしょう。
ビタミンB2の吸収は過剰に摂取しても、吸収されないため、耐容上限量は設定されていません。
ビタミンB2の摂取推奨量
18~49歳女性 1.2mg
50歳以上の女性 1.1mg
18~49歳男性 1.6mg
50~69歳男性 1.5mg
70歳以上の男性 1.3mg
と設定されています。(日本人の食事摂取基準(2015年版)より)
ビタミンB2が不足すると・・・
ビタミンB2の摂取が不足すると、口角炎、舌炎、皮膚炎等を起こすリスクがあります。
・口角炎
・舌炎
・眼症状
・脂漏性皮膚炎
ビタミンB2が過剰だと・・・
ビタミンB2に過剰症は認められていません。
ビタミンB2が多く含まれる食べ物
ビタミンB2は、レバー、うなぎ、卵、納豆、乳製品、葉もの野菜などに多く含まれています。

まとめ
ビタミンB2は黄色い色素をしていて、よく栄養ドリンクやサプリメント等を摂取した後に尿が黄色くなるのはこのためです。
今回は「ビタミンB2の栄養」について解説しました。