こんにちは、管理栄養士の尾上です。
ビタミンDは、油に溶けやすい脂溶性ビタミンのひとつです。
日光を浴びることによって、わたしたちのカラダでも作れるビタミンです。
今回は「ビタミンDの栄養」について解説していきたいと思います。
目次
ビタミンD(脂溶性ビタミン)とは
ビタミンDは、油に溶けやすい脂溶性ビタミンのひとつです。
食事からの摂取と、日光を浴びることで体内でも生成されるビタミンです。
主に、骨の健康を保つのに働いていますが、近年では、免疫力を上げたり、ガンや妊娠を望む妊婦さんなどにも有効かもしれないとの報告もあります。
ビタミンDの主なはたらき
・骨の成長促進
・カルシウムとリンの代謝に関与
・遺伝子のはたらきを調節
ビタミンDの適正な量
ビタミンDは1日にどのくらいの量を摂ればいいでしょう。
ビタミンDの摂取目安量
18歳以上の男女 5.5㎍
ビタミンDの耐容上限量
18歳以上の男女 100㎍
と設定されています。(日本人の食事摂取基準(2015年版)より)
ビタミンDが不足すると・・・
ビタミンDが不足すると、カルシウム代謝がうまくはたらかず、小児、成人、高齢者それぞれで骨の病気にかかる恐れがあります。
・くる病(小児)
・骨軟化症(成人)
・骨粗しょう症(高齢者)
ビタミンDが過剰だと・・・
通常の食事で過剰症になる心配はなさそうですが、サプリメントを服用する場合などは。用法・容量を守るようにしましょう。
・高カルシウム血症
・腎障害
ビタミンDが多く含まれる食べ物
ビタミンDが多い食べ物は多くはなく、サケやマスなどの魚介類に多いです。
穀類、野菜類、肉類にはそれほど多くは含まれていません。

まとめ
ビタミンDが不足すると、カラダのカルシウム代謝がうまくはたらかず、骨の病気にかかるリスクが高まります。
今回は「ビタミンDの栄養」について解説しました。